最初にPV用のメインテーマとしておそ松くんが大人になったらどんな感じかなと想像して作った曲です。面白くてちょっと猥雑で混沌として少しだけスタイリッシュ？プロデューサー、監督とやりとりをしつつ結局３タイプ作りました。ちょっと昭和な時代感もだしてみようと思って中野勇介さんにトランペットを吹いて頂きました。ミュートを使用してとぼけた感じを出しています。このバージョンはPVでは使われず次回予告等で使われています。

おそ松さんBGMではこの曲が一番知られているのではないでしょうか。音響監督の菊田さんとその話をしたときも「とりあえずつけてみたらはまったので、カラ松のときは使いつづけた」と仰ってました。カラ松を意識して作ったわけでは無いのですが、曲の使われかたによってイメージが固まっていくのがBGM作りの面白さですね。私もリスナーの皆さんが「カラ松のテーマ」と呼ぶたびにニヤニヤしてしまいました。無駄にカッコつけた感も欲しかったのでマカロニウェスタン調がいいかなぁと思い口笛も入れました。トランペットがメロディーのバージョンもあり、第7話「北へ」で使われていたのも印象的でした。BGMを作るとき口笛を使うことが好きなのですが、リスナーの皆さんにも印象が強く残るみたいでとても面白い楽器？だなと思います。

ホロっとさせる暖かい雰囲気の曲で色々なシーンで流れていました。第２話の中華屋でバイトのシーンで使われたVocalバージョンが初出ですが、エスパーニャンコのシーンで流れたこのピアノバージョンが印象深いのではないでしょうか。やさしい雰囲気のメロディーになることとオケをシンプルにすることを意識して作りました。

「じょし松さん」の専用曲です。キャッチーなイントロ、その後トーク番組の後ろで流れているような雰囲気にして１曲に繋げて作っていますが、イントロの部分がうまくじょし松さんのタイトルにはまったかなと思います。私が子供の頃に見ていたような女の子向けのアニメっぽいイメージで、特にハープシコードと弦のピチカートを入れたことで可愛らしさが出たと思います。

第２２話「希望の星、トド松」で流れた曲です。この曲も最初から歌詞があり、それに合わせて作っていきました。できるだけシリアスなほうが、シーンがより面白くなるだろうと思い、Vocalの近藤名奈さんにも情感たっぷりで歌って頂いています。名奈さんの歌の上手さがよりシーンを面白いものにしていると思います。ご本人も楽しんで歌ってくれたようです。オケは最初イントロがもっと複雑だったりしましたが、この形に落ち着きました。O.A.を見て私も爆笑しました。

Message by TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
「おそ松さん」の第25話を、このtype FINALで飾ることが出来て光栄でした。全員集合、大団円。愛の詰まりまくった89秒を是非ご堪能ください。（フジムラ）
なんでこんなに沢山作っちゃったかなあ、よく制作チームが許してくれたと思います。勝手に作って送りつけるんだもの。許容して下さった皆様に感謝。（石川）
全員でのお別れ曲というアイデアが心から離れず、一人14役の物真似で仮歌とおそ松愛を吹き込み提案させて頂きました。形になって幸せです。（松井）